細菌検査

細菌検査とは

細菌検査とは、主に感染症が疑われる場合に原因菌の特定などに用いられる検査です。
「培地を出しておきます」などといわれた場合には、この細菌検査のことを指しています。

細菌検査も検体検査の一種です。
では、何が検体になるかというと、血液、尿、便、膿、痰などとなっています。たとえば、肺炎が疑われる場合は痰を、下痢の原因菌を突き止めたい場合は便を、膀胱炎の場合は尿を、といった形で病態などによって検体が変わってきます。

採取された検体に含まれる菌を培養し、どのような菌がいるのかなどを調査するような方法となっています。

テレビなどでよく、シャーレというプラスチックのお皿のような容器に薄い黄色や赤の寒天のようなものが敷き詰められていて、その表面を針金のような器具で「シャシャシャシャ」と軽くこすってりうような映像を見ますが、あのような方法も細菌検査の一種です。
寒天のようなものが菌の栄養となる「培地」で、そこに菌が含まれる検体を塗布し、適正な温度条件のもとなどに置いて菌を増殖させているのです。

このように菌を増やすだけではなく、細菌検査では菌をスライドグラスに薄く塗って染色し、顕微鏡で観察する塗抹検査や、その菌に有効な薬剤を調べる薬剤感受性検査もあります。
また、ほかの検査と同じく治療の有効度合いなどを調べる場合にも細菌検査が行われます。

原因菌が確認された場合の治療方法ですが、基本的には抗生物質による治療となるようです。
抗生物質による治療の場合、特に薬を処方されて自宅で療養する場合もありますが、このときにひとつ注意したほうがいいことがあります。
それは、「自己判断で治療を中断しないこと」。
症状が治まってくると薬の服用などを自己判断でやめてしまいがちですが、実はこういったことで抗生物質の効かない耐性菌が生まれる場合があるそう。
自己判断せず、医師の指示に従って治療を行うのが大事なのです。