臨床検査

臨床検査とは、一般的には「検体検査」と「生体検査」のことを言います。

健康診断などで尿や血を採ったりして検査をしますよね。このように患者から取得した「検体」を分析することを検体検査といいます。
一方、エコーやレントゲン、心電図などで、人の体を直接調べるのが生体検査です。
あなたが毎年受けている健康診断も血液検査などと心電図やX線などを両方実施すると思います。つまり、「臨床検査」の一種と言えます。

ここでは大まかに、それぞれの検査でどんなことがわかるのかを解説します。
※細かい検査方法に関しては、代表的なものについて別途ページを設けています。ぜひそちらもご参考にしてください。

【検体検査】
前述したとおり、尿や便といった排泄物や血液などの体液の成分や、中に含まれている細菌などを分析して数値で出す方法です。
血液中には、人体に必要なさまざまな成分などが含まれています。それぞれの成分の量を分析することで、その人がどういう病気を患っている可能性が高いのか、診断するための材料とします。

たとえば、肝臓になんらかの異常があると「GOT」や「GPT」の値が異常値を示します。GOTやGPTといった検査項目はあまり耳になじみがないと思いますが、おそらく健康診断の検査結果に記載されているはずです。もしお手元に以前の健康診断の結果などがありましたら、見てみるとわかりやすいかもしれませんね。

【生体検査】
生体検査はX線などで内臓や骨の状態を見たり、超音波や心電図などの「音」を使って内臓の状態をはかる検査です。乳がんの発見などで近年話題になっているマンモグラフィーも、X線による生体検査のひとつです。
骨のヒビや骨折、腫瘍の有無、不整脈や心筋梗塞といった心臓の異常などを、医師の五感で見つけるような検査内容となっています。

たとえば、がんの中で死亡率が一位となっている肺がんなどは、胸部のX線検査で発見できる病態です。ドラマなどで出てくる「肺に影が・・・」というやつですね。

検体検査と生体検査、どちらも片方だけではわからない症状があります。
そのため、体の異常を訴えて病院にいくと、病状から疑われる病気に関する検査を、検体検査と生体検査のそれぞれの項目から選んで行うことが多いでしょう。