肺機能検査

肺機能検査とは

肺機能検査とは、読んで字のごとく肺の機能を調べる検査です。
よく「肺活量が何mL」などと言うことがありますが、その肺活量を含め、以下のようなことを調べられます。

・肺活量:息をめいっぱい吸ってから吐いたとき、吐けた空気量
・%肺活量:基準となる肺活量を100%として患者さんの実際の肺活量を%で示したもの
・努力肺活量:めいっぱい息を吸ったあと、一気に息を吐いたときの空気量
・1秒量:努力肺活量で1秒間に吐き出された空気量
・1秒率:基準となる1秒量を100%として、実際の患者さんの1秒量を%で示したもの
・残気量:空気を吐き出したときに肺に残っている空気量

一見「病気」と直結しないような内容に見えますが、実際にどのような病気の診断に必要になるのでしょうか。

たとえば、%肺活量という、基準値に対する実際の患者さんの肺活量を%であらわした数値が一定量以上に少ない場合、肺炎や肺結核などの肺の容量が少なくなる病気の可能性があります。
また、肺いっぱいに息を吸い、一気に吐き出したときに1秒間に吐き出される空気の量(1秒量)が基準よりも一定以上少ないと、気管支喘息や気管支炎などの空気の通り道が狭くなるような病気が疑われます。
そのため、「息苦しい」とか「咳が長期間止まらない」といった症状で病院を受診した場合などに行われるでしょう。

X線検査なども含めた肺機能検査以外の検査結果とも併せて結果を見て、呼吸器疾患を診断するときの指標となってきます。
また、病気を発見するときだけではなく、たとえば喘息の経過を見る場合などにも行われる検査となっています。

息が苦しいときにめいっぱい息を吸ったり、急激に吐いたりするのは難しいと思われるかもしれませんが、肺の病気を診断するのに重要な指標のひとつにもなりますので、がんばってみましょう。